今回紹介するのは、「ボードゲーム遊んでみたいけど、何から遊ぼう」と言う人が検索した時目によく入るであろう王道のボードゲーム、『カタン』!
世界三大ボードゲームの一つであるこのゲームを覚えて、是非遊んでみて下さい!

ゲームの目的
『カタン島』と呼ばれる無人島をプレイヤー達は発展させていき、先に10ポイントを獲得し 自分の手番で勝利宣言する事を目指します。

ゲームの準備
まず、6枚の”海フレーム”の両端上部にある数字を確認し、同じ数字が書かれている海フレーム同士で組み合わせていきます。

次に、19枚の”土地タイル”を裏向きにしてよくシャッフルし、海フレームの数字が1と記されている場所から、画像下側に示した順番でタイルを並べていきます。

タイルを置き終えたら”数字チップ”を裏面 A~R の順に用意し、1枚目に配置したタイルの位置から反時計回りにチップを1枚ずつ置いていきます。

この時 ”砂漠タイル” の上には数字チップではなく ”盗賊コマ” を置いてください。

フィールドが完成しましたら、各プレイヤーは好きな色のコマを選び、選んだ色のコマ全てと ”建設コスト表” 1枚を受け取って自分の手元に置きます。


フィールドの近くに”資源カード”と”発展カード”、”ボーナスカード”2種×1枚を置いて、フィールドの準備は完了です。

ゲームの最初のコマ配置
じゃんけん等で手番の順番を決めます。1番目の人から時計回りに手番が行われます。
最初のプレイヤーはフィールドの好きな場所のタイルの交差点上に、自分の”開拓地コマ”を1つ置き、そのコマに繋がるようにタイルの辺部分に自分の”街道コマ”1つを好きな場所に置きます。

次からのプレイヤーも同様に、開拓地コマと街道コマを1つずつ置いていきます。
この時、他のプレイヤーの開拓地コマと隣り合うような場所に自分の開拓地コマを置く事は出来ません。

全てのプレイヤーが1回ずつ配置を終えましたら、もう一度 同様の手順を『最後にコマを配置したプレイヤーから反時計回り』で行います。

この2回目の配置時、プレイヤーは2回目に置いた開拓地コマに隣接するタイル全てから、資源カードを取得します。

2回目の配置が全員終わりましたら、いよいよゲームスタートです!

ゲーム開始!ゲームの進め方
手番プレイヤーは最初にダイス2つを振り、出た目の合計数に対応する数字チップが乗っているタイルに開拓地コマが隣接しているプレイヤーがいる場合、そのプレイヤーはその地形タイルから得られる資源カードを自分の開拓地コマ1つにつき1枚取得します。
もし資源カード置き場に、対応する資源カードが無くなっている場合、その資源カードは取得できませんので注意して下さい。

もしダイスを振った時に”7”の出目を出してしまった場合、8枚以上の資源カードを持つプレイヤーがいる場合、そのプレイヤーは資源カードを半分(切り捨て)選んで資源カード置き場に戻さなければなりません。

資源カードを戻し終わる、または誰も8枚以上資源カードを持っていなければ、”7”を出した手番プレイヤーはフィールドにある ”盗賊コマ” を任意の別のタイルに移動させます。
盗賊コマを移動させたタイルに他のプレイヤーの開拓地コマ・都市コマがある場合、そのプレイヤーの持っている資源カードを1枚 ランダムに選び自分の手札に加えます(相手に資源カードが無ければスキップします)。
タイルに複数のプレイヤーがいる場合、手番プレイヤーは1人だけを指名して下さい。

盗賊コマが置かれたタイルでは、ダイスを振った時の対応する出目が出ても、資源カードを取得する事が出来なくなります。

ダイスの処理が終わりましたら、手番プレイヤーは以下のアクションを、実行可能なら何回でも好きな順番で行えます。
アクションは任意なので、行わなくても構いません。
- 街道・開拓地コマの建設
- 資源カードの交換
- 開拓地コマの都市化
- 発展カードの購入・使用
街道・開拓地コマの建設
手番プレイヤーは建設コストを支払う事で、自分のすでにフィールドに置いてある 街道・開拓地コマにつなげて配置する事が出来ます。

街道コマは”自分の街道・開拓地コマとつなげるようにして置きます”。
また、他のプレイヤーの開拓地・都市コマがある場合、その先につなげて街道コマを置くことは出来ません。

開拓地コマは”自分を含めた全てのプレイヤーの開拓地・都市コマが隣り合わないように、自分の街道コマにつながるタイルの交差点”に配置できます。
上記の条件を満たしているなら、街道コマの途中であっても配置する事が可能です。

資源カードの交換
自分の持っている資源カードを、他の資源カードと交換する事が出来ます。交換する際、同じ種類の資源カードを交換する事はできません。
交換方法は4つあり、
- 持っている同じ種類の資源カード4枚と、任意の資源カード1枚と交換
- 持っている同じ種類の資源カード3枚と、任意の資源カード1枚と交換
- 持っている特定の同じ種類の資源カード2枚と、任意の資源カード1枚と交換
- 他のプレイヤーと交渉して交換する
1の交換方法は特に条件はありません。
2の交換方法は、フィールド外周にある『3:1』と記されている箇所(桟橋のイラスト)に自分の開拓地・都市コマがある場合行う事が出来ます。
3の交換方法は、『2:1と資源のイラスト』が記されている箇所(桟橋のイラスト)に自分の開拓地・都市コマがある場合、その場所に描かれているイラストの資源カード2枚を支払う事で交換を行えます。

他のプレイヤーとの交渉では、「必ず交換の際は1枚以上交換に出す」「同じ種類の資源カードは、枚数が違っても交換できない」「発展カードは交換できない」。
この2つの条件を守れば、交換に枚数や種類に制限はありません(1:5の交換も可能です)。
交渉をされたプレイヤーは、自分が望まない内容や条件なら交換を断って問題ありません。
ただし、持っている資源カードがあるかどうかを聞かれた際は、正直に答えなければなりません。

開拓地コマの都市化
すでにフィールドに配置してある自分の開拓地コマを、コストを支払う事で都市コマと入れ替える事ができます。
入れ替えた開拓地コマは、自分の手元に戻します。
この都市コマに接するタイルのダイスの出目が出た場合、資源カードを2枚取得します。

発展カードの購入・使用
コストを支払う事で、発展カードの山札の上から1枚引き、自分以外に見られないよう手元に置いておきます。
発展カードはコストを支払えるなら何枚でも引く事ができますが、購入した発展カードが使用できるのは次の自分の手番からとなります(例外あり)。
また、手番で使える発展カードは1枚までです(例外あり)。
◦発展カードの使用
自分が前の手番以前に購入した発展カードを1枚使用する事が出来ます。
カードは自分の手番ならいつでも(ダイスをふる前でも)使用可能です。
発展カードにはいくつか種類があり、それぞれ紹介します。
◦騎士カード
使用すると、盗賊コマを任意のタイル(元いたタイルに置きなおすことは出来ません)に移動させます。
移動させたタイルに接している開拓地・都市コマのプレイヤーがいる場合、そのプレイヤーの持っている資源カードを1枚 ランダムに選び自分の手札に加えます(相手に資源カードが無ければスキップします)。
タイルに複数のプレイヤーがいる場合、手番プレイヤーは1人だけを指名して下さい。
使用した騎士カードは、自分の前に数が分かるように表にして置いておきます。

◦進歩カード
進歩カードには、”街道建設””発見””独占”の3種類があります。
街道建設
資源カードを消費せず、街道コマを2本フィールドに置くことが出来ます。
街道コマは2本つなげても、1本ずつ分けて配置しても構いません。
発見
任意の資源カード2枚を獲得できます。同じ種類でも違う種類でも構いません。
独占
資源カード1種類を宣言し、他のプレイヤーは宣言された種類の資源カードを持っていた場合、それら全てを独占カードを使用したプレイヤーに渡します。

◦ポイントカード
ポイントカードは例外的なカードで、購入した時点で効果を持ち、すでに得ているポイントが9ポイントある場合、カードを表にしてゲームに勝利する事ができます。
10ポイントに届いてない場合は自分以外に見えないよう手元に置いておきます。
ポイントカードは持っている枚数分点数として数えますので、2枚ポイントカードを持っているなら、得ているポイントが8ポイントになった時点で2枚とも表にしてゲームに勝利する事ができます。
(”ポイントカード”は例外的に2枚以上の使用が可能です)

もし ポイントカードで10ポイント以上になっている事に気付かず、他のプレイヤーの手番になっている場合は、次の自分の手番の時に勝利宣言する事ができます。

以上のアクションを行い、やる事・やりたい事が無くなり、まだ10ポイントに達していなければ、次のプレイヤーに手番が移ります。
2種類のボーナスカード
ボーナスカードには『最大騎士力』『最長交易路』の2種類のカードが存在し、プレイヤーが条件を達成したタイミングで取得できるカードです。

ボーナスカードは条件がより高いプレイヤーにカードが移るルールがあり、また、達成条件を満たさなくなると、ボーナスカードを喪失する事もあります。
それぞれ詳しく説明します。
◦最大騎士力
発展カードの”騎士カード”を自分が3枚使用したプレイヤーは、最大騎士力のカードを取得します。
最大騎士力のカードは、所持しているプレイヤーが使用した騎士カードよりも1枚多く騎士カードを使用したプレイヤーが現れた場合、そのプレイヤーに最大騎士力のカードが移ります。

◦最長交易路
自分の街道コマを一本道で数えて5本配置したプレイヤーは、最長交易路のカードを取得します。
この5本の街道コマに自分の開拓地・都市コマが配置されていても問題ありません。

ただし、他のプレイヤーが自分の街道コマの途中に開拓地コマを建てた場合は道が分断され、これによりつながっている街道コマの数が5本未満になった場合、最長交易路のカードは場に戻さなければなりません。

また、最長交易路のカードを持っているプレイヤーの1本道の街道コマの本数よりも、1本多く街道コマを置いたプレイヤーが現れた場合、最長交易路のカードはそのプレイヤーに移ります。

ポイントの計算とゲームの終了
ポイントは
- フィールドにある自分の開拓地コマ1つにつき 1ポイント
- フィールドにある自分の都市コマ1つにつき 2ポイント
- 自分が取得しているポイントカード1枚につき 1ポイント
- 自分が所持しているボーナスカード1枚につき 2ポイント
以上4種類となります。
これらの累計が先に10ポイント以上を獲得し、自分の手番に勝利宣言をしたプレイヤーが このカタン島を最も発展させた勝者となります。
島を見事に発展させ、勝利を手に入れましょう!

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