先に結論を話しますと…
実際遊ぶと楽しくて、みんなが「これやろうぜ~!」なノリなら喜んで参加しますが、自分からカタンを遊ぼうという提案はそこまでしないかな…というのが正直な感想です。
と言うのも、ダイスを毎回振るゲームなので、良くも悪くもダイス次第な面が強く、自分自身がそこまでダイス運が高い方では無いからと言うのが理由です。
そこそこのダイス運があれば全然問題ないと思いますが、場合によっては手番が3周して何も得られないなんて事が自分はまぁまぁありますね。
もちろん、極端な数字(2・3・11・12とか)にしか置かなかったなら話は別ですが、ちゃんと 6・8のどちらかを絡めて5つ6つの数字をカバーしていても、全然目がでないなんて事が本当ーーーにあります。
この文から分かる通り、6や8って出やすい確率なだけで高い信用や期待をする数字では無いです(いや まぁ、自分が遊んでる時だけに起こる現象かもしれませんが…(汗))
目が出なくてもこのゲームは交渉が行えはしますが、そもそも目が出ないという事は、交渉する為の資源が手元に無いと言う事。加えてそういう時に持ってる資源は交渉で差し出せない資源だったりしますからにっちもさっちもいかないんですよね(泣)。
まぁここまでグチグチと恨み節みたいに書いてはいますが、それでも楽しくやれると言うのは、遊ぶ時のメンツが気がねなく話せる人たちと遊んでいるからと、そんな状態でも勝てるからと言う事に尽きますね。
運の要素はあるけど、戦略で運要素を抑え勝利を手にする
先述した通り、全く資源が手に入らない事がよくある自分ですが、実はトータルで見れば割と勝率が高い方なんです。
もし カタンでどう勝てば良いのか分からない、良い勝負をしたいという方は、少しだけ参考にしてみて下さい。
何よりも最初の開拓地の配置
どんな事を言おうとも、最初のこの配置をないがしろにしたら、最後まで不機嫌な時間を過ごしてしまいます。
開拓地の配置は全プレイヤー2回行うわけですが、自分が何番目に置くかで自分は作戦を変えています。
1番目2番目であれば、砂漠や外周を避けた 6と8 のタイルに隣接且つ、2と12を避けるように置きます。3と11も極力避けたいですが、2と12との選択なら妥協して置きます。

(上のタイル配置で1番目か2番目なら、自分は黒で囲った所に自分は置きます。
理由として、上記の6と8のタイルは土・鉄・麦。その中で麦の周りの数字が2と3が多く、鉄の周りも数字が芳しくない。その点 黒で囲った所は数字が4とは言え木のタイルなので街道を作りやすく、伸ばせれば5の木と9の羊のタイルに開拓地コマを置けるので、最初に置けるならここに自分は置きます)
2回目の配置の際も 2と12は避けられれば避けたいです。そして数字チップの種類が5~6種類(2と12は除く)、もしくは港に配置します。

(候補は赤の囲いか青の囲いか黄の囲い。
赤なら数の種類が5種類且つ5と9の数字なので確率的にも悪くはない。また、1回目に配置した街道と繋がり最長交易路を狙う事ができる。
青なら数字の4がかぶるが、自分の置いた8のタイルが土なので、土の港を抑え2:1交換で資源を揃えていく。
黄なら数字は4種類だが、数字チップが6でしかも麦、且つ3:1港を抑えられるので、こちらで資源を揃えつつ、発展カードや都市化を狙って勝負をしかけられる。
実際のプレイなら、自分は赤の方を選択する。青の囲いの方は、8が確率的に出やすいとは言えそれ1つではやはり賄いきれないというのが事実。また、6の鉄タイルが近いので開拓地を置ければかなりゲームを有利にできそうだが、盤面を見ての通り赤コマのプレイヤーが6の鉄タイルを確保し、且つ鉄の港を取っているという時点で条件が同じ。しかし木のタイルがこちらが4の数字に対して赤コマは5の数字の為、街道・開拓地を先に置かれてしまう確率が高いため、結論として赤の囲いを自分は選択する。
黄の囲いは6と8の数字を抑えられてはいるが、黄の近くのタイルは数字チップが2と3と砂漠とかなり不毛の地となっており、しかも黄は2回目の配置で得られる資源カードが麦1枚となってしまい、いくら6と8が確率的に出やすいとは言え、スタートでそのギャンブルは失敗した時遅れを取り返すのが遅れてしまうので、青と黄はあまりお勧めしない。もちろんゲームなので、そういう上振れを狙って楽しむのも1つの選択肢なので、あえてそこに置くと言うのも自分はアリだと思っている)
自分が3番目・4番目であれば、2回目の配置がすぐ行える利点を活かし、先に港を抑えたり、最長交易路を目指したりすろ作戦が考えられます。

(自分が4番目であれば、上記のマップなら黒で囲った場所に置き、)

(2回目の配置は上記の黒で囲った部分に置きます。
理由として、まずこのマップでは木の資源が入手しづらく、その中でまだ取りやすいのがこの5のタイル。ここの地点は10の鉄タイルが隣接しているので、鉄港があり且つ8のタイルを確保できる1回目に選んだ場所に配置。そして2回目にここに配置し、木・鉄・羊の資源を手に入れ、ゲーム中に5か10が出ればすぐに街道を置けるようにします。2回目の配置で街道を下部分に置いたのは、3:1港を抑える事と、上部分では白コマと赤コマに先に街道を置かれた時、上部分に置いた街道コマが終盤まで仕事をしなくなってしまうからです(最長交易路のカウントとして活用できますが、序盤はとにかく開拓地を増やして資源を手に入れる確率を上げる方を優先した方が良いでしょう)。)
ここまで書いたように、たとえゲーム中のダイスの出目が偏っても、なんとか勝負の舞台に立つために、最初の配置と言うのは重要になります。
マップや順番で作戦は変わってきます。あくまで上記の戦略は自分の思考でありますが、参考程度に覚えておいて損は無いと思います。
中盤までの交渉は、相手の損より自分の利
これも自分の戦略なので参考程度に聞いて欲しいのですが、交渉を行う際、相手がコマを置けるようになる交渉だったとしても、自分にも利益があるなら行った方が良いと考えています。
ゲームの中盤まではいかに開拓地を置き、資源カードを得られるかによります。
となると、相手の手が進む事になろうとも、自分の手も進むのなら交渉を受ける事はとても大事になります。
交渉を断り相手の進行を妨げるよりも、共に手を進める事が中盤までは肝心と遊んでいて感じます。
では、相手の交渉を断るのはどういう時か?
1つは「相手が8ポイントを超えて」いたら。
8ポイントはボーナスカードや発展カードのポイントカードで10ポイントを狙え、都市化を連続で行えてしまえばそれでも10ポイントに届いてしまいます。
2つ目は「相手が7ポイントを超えていて、港を2種類確保」していたら。
港を2種類抑えられていると、交換により資源を揃えられやすくなっています。
正直 港を2種類抑えたプレイヤーから交渉してくる事はあまりありませんが、こちらが交渉を持ちかける際に注意をしておきたいです。
発展カードで逆転を狙うなら
ポイントが少ない時に頼りになるのが発展カードです。
進歩カードなら盤面を進められ、ポイントカードなら勝利ポイントのかさ増しができますが、何よりも強いのはやはり騎士カードです。
騎士カードはポイントを多く持っているプレイヤーの妨害だけでなく、盗賊コマを移動させると言う効果を交渉に使い、「そこのタイルからどかせてあげるから、この後 鉄を2枚交換して」などとこちらに有利な条件を持ちかけられます。
とは言え、発展カードは引くまで何が得られるか分かりませんので、堅実に盤面を進める方が最も強い戦い方です。
では発展カードはどのような時に引くのか?発展カードで戦うのはどのような時か?
自分は「順番が3番目か4番目で、木と土の獲得が見込めなさそうな時」に、発展カードを中心に据えた戦い方を目指します。
前述した通り、堅実に盤面を進める事の方が、発展カードを中心に戦うより圧倒的に強いです。
しかしマップと他プレイヤーの開拓地コマの配置の都合上、どうしても街道や開拓地のコマを建設する見込みが薄い場合は、鉄と麦を中心に据えます。
幸い、鉄と麦は都市化に必要な素材なので、発展カードで戦う場合は、必然的に都市化をして鉄や麦の資源カードを多く手に入れやすくなります(ただ、都市化をして資源を多く手に入れていると盗賊による妨害が集中的に行われます。て言うか されました(泣))。
発展カード中心での戦い方としては、
- 騎士カードを多く使い”最大騎士力”のボーナスカードを手に入れる事
- 開拓地を都市化させる事
- ボーナスカードでポイントを増やす事
- 進歩カードで資源を集め、街道や開拓地を増やす事
となります。とは言え、発展カード中心戦いは速度的に遅いので、交渉をして資源を揃える事も忘れずに行う事が肝要です。
なんやかんやで、プレイで一番大事な事
勝敗のあるゲームですので熱くなることはあるでしょう。
しかし何かが懸かっている大会等なら別として、友人や家族などと遊ぶ以上はパーティーゲームです。
思い通りにいかないからと不愉快な態度や雰囲気を出したり、誰か一人をいじめるような行為や発言をするのは、ゲームで一緒に遊ぶ仲間とは言えません。
そりゃあプレイしていて上手くいかない時間が長く続けば、多少 感情が出る分には仕方ありませんが、だからと言って周りを不快にさせたり気をつかわせたりしては楽しい時間を過ごせません。
そういう時は「こういう日もある」と割り切るか、「今こんな目にあってる自分に優しくしてくれ~」と冗談交じりに話して、楽しくゲームを行っていき、皆で盛り上がれるようにしていきたいですね。
ちなみに自分は資源が全然手に入らずにゲームが進んでいると、「もう やってらんねぇ~」と椅子にダランと寄りかかりながらダイスを振ってます。
気の置けない仲間どおしでやってるから笑って許されてますが、皆は絶対やめようね!
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